目的
外出先から自宅サーバーを操作するのに遠隔ログインはかかせません。Telnetでは安全性がないので、当然SSHを利用します。
PuTTYをインストール
- ここからソフトをダウンロード。puttygen.exeやpagent.exeも使うことになるので全部を含んだzipファイルをダウンロード。展開したフォルダをc:\program files\以下に移動。
- ここから日本語パッチをあてた実行ファイル(puttyjp.exe)をダウンロードし、先のフォルダにいれる。
- puttyjp.exeへのショートカットを作成し、必要な場所(スタートメニューや、クイック起動)に移動する。
キーを変換
公開鍵と秘密鍵による認証をするにはキーを作成する必要があります。キーは自宅サーバーのssh-keygenコマンドかPuTTY付属のputtygen.exeで作成します。ここではssh-keygenで作成します。ssh-keygenで作成したキーはそのままではPuTTYで使用できないので、puttygen.exeを使って変換します。
- puttygen.exeを実行し、「Load」をクリック。
- ssh-keygenで作成した秘密鍵を選択し、その秘密鍵のパスフレーズを入力する。
- 「Save private key」をクリックして変換されたキーを保存する。
PuTTYの設定
PuTTYの設定方法はくせがあります。基本は1.既存の設定ファイルを呼び出し、2.設定を変更し、3.設定ファイルを保存、の流れです。
- PuTTYを起動する。
- 右下の「ストアされたセッションの読込、保存、削除」ウィンドウから設定を変更するものを選択、「読込」をクリック。セッションの読込のときにダブルクリックすると「開く」になってしまうので注意。初めて起動した場合は「Default Settings」を選択、読込。
- 左のカテゴリの「セッション」をクリック。右上の「ホスト名」に自宅サーバーのホスト名(thaliana.myhome.cx)を入力。
- 左のカテゴリの「接続」をクリック。右上の「自動ログインのユーザー名」に自宅サーバーにログインするときに使うユーザー名を入力。
- 左のカテゴリの「接続」−「SSH」−「認証」をクリック。右中の「認証のためのプライベートキーファイル」にPuTTY用に変換した秘密鍵のファイルを入力。
- 左のカテゴリの「セッション」をクリック。右中の「保存されたセッション」に適当な名前を入力し、「保存」をクリック。
- 「開く」をクリックするとSSHの接続が行われる。
SSH接続の自動化
起動後の設定の選択を省略する。
- puttyjp.exeへのショートカットを作成。
- 作成したショートカットを右クリックし、プロパティを選択。
- 「リンク先」に設定されている文字列に次の文字列を追加する「 -load "session name"」。session nameはもちろんPuTTYの設定で保存したセッションの名前です。
セッションを開く度に聞かれるパスフレーズの入力を省略する。
- pageant.exeのショートカットを作成。作成したショートカットを右クリックし、プロパティを選択。
- 「リンク先」に設定されている文字列に次の文字列を追加する「 "y:\our\private\key\file"」。y:\our\private\key\fileはもちろんSSH接続で使用する秘密鍵です。「OK」をクリックして変更を保存。
- 保存したショートカットをダブルクリック。秘密鍵のパスフレーズを入力。その後puttyjp.exeを起動してもパスフレーズの入力が必要なくなります。