目的
ノートパソコンを持ち出して、自宅サーバーと電子メールのやりとりなどをするとパスワードが盗聴される恐れがあります。通信内容を暗号化し、パスワードの漏えいを防ぐためにノートパソコンと自宅サーバーのあいだにSSHで安全なトンネルをつくります。トンネル内の通信は外からは見えなくなります。
手順
PuTTYがインストールされているとします。
- PuTTYを起動します。設定画面が開かれたら、自宅サーバーとSSHで接続できる設定を選択し、「読込」をクリックします。
- 左のウィンドウの「接続」−「SSH」−「トンネル」を選択し、「源ポート」、「送り先」を設定し、その下の「ローカル」を選択し、設定を保存します。POPサーバーへの接続を暗号化するには「源ポート」に「110」、「送り先」に「thaliana.myhome.cx:110」を入力します。利用するソフトとポート番号はそれぞれ、Telnetは23、SMTPは25、IMAPは143、LDAPは389です。
- 設定を保存したら「開く」をクリックし、パスフレーズを入力してSSHの接続を確立します。
- 電子メールクライアントなどを起動しサーバーの設定を「localhost」に変更します。電子メールの送受信などが利用できることを確認します。